喜び、幸福、驚き、苛立ち、怒り、焦り、腹立たしさ、恥ずかしさ、不安、落胆…私たちは日々、様々な感情を抱きます。感情を抱くことは人間として当たり前のことで、感情自体に良い悪いはありません。しかし、感情や思考は「心のクセ」として定着し、人格として表出します。心は行動に出ます。
怒りに任せて子どもに強い口調で叱ってしまう…
苦手な人と話すときには冷たい口調になってしまう…
腹が立つと物にあたる…
何をするにも面倒くさくて行動に移せない…
マインドフルネスの実践を継続すると、自分の心のクセに気付き、次の行動を選択する力が高まります。つまり、思考や感情に振り回されないセルフコントロール力が高まるのです。しばらくすると、周囲の方から「最近変わったね」「穏やかになった」「明るくなった」と言われる実践者も多くいます。表情や行動だけでなく、所作が美しくなるのも嬉しい変化の一つです。
また、「食べる瞑想」では食べるという行為に注意を向けます。食べたい欲求をコントロールできるとようになると、ダイエット効果も期待できます。